うたっこ会民謡まつり

12月25日はクリスマス。この言葉はコロナの期間中には聞かれませんでしたので、ようやくという気持ちで耳にすることができました。この日は、しかも日曜日。お天気は晴れ!

この晴の日に「うたっこ会 民謡」が開催されました。場所は神奈川県川崎市中原市民会館。

主催は、長内正志先生。「うたっこ会」は津軽民謡を中心にした会で、会主の長内先生も津軽民謡を得意として活動をされています。

武花会から6名が唄として参加、伴奏は竜浩会から3名三味線奏者が参加させて頂きました。

舞台の合間の楽屋風景。出番前に「声のもと」をお腹の中に・・・カメラに向かってニッコリ!

パチリ!

武花千草先生の出番です!

「秋田長持唄」と「秋田おばこ」の2曲をご披露。「秋田長持唄」は親の娘に対する祝い唄ですが、送り出す親の嬉しいながらも切ない心情を込めての唄いあげに大きな拍手が送られました。

曲調ががらりと変わって「秋田おばこ節」は明るく軽やかに唄い納めて、拍手を背中に受けてご退場。

千草先生に嬉しい出来事もありました。武花会のある支部の方が数名応援にお出で下さいましたが、コロナ禍にあってなかなかお目に掛かれなかった中での嬉しい再会でした。

終演後の散会前の記念写真を・・・。

「うたっこ会」は盛況のうちにお開きになりました。ご参加の皆さんが元気に、そして笑顔で唄い、演奏されたことが会場が活気づいたことに繋がりましたが、唄が人の心を元気づけ、明るい笑顔にすること、そして民謡がそこに導く道しるべであり、日本人の心を豊かに育んでいると感じた次第です。

お陰様で今年も楽しく、めでたく唄い納めをすることできました。

有難うございます!!!

長内正志先生そして「うたっこ会」の皆様、また、関係各位には今年も大変にお世話様になりました。厚く御礼を申し上げます。

来る年も宜しくご鞭撻のほどをお願いを申し上げますと共に、皆々様におかれましては、笑顔で新年をお迎え下さりたく、心よりお祈り申し上げます。

良いお年をお迎えください!!!

 

 

 

 

温習会(武花会・竜浩会)

今から3年ほど前、コロナ患者増加となるや全国で様々な催し物やお祭りなどは勿論の事、各種スポーツや娯楽設備は言うまでもなく、人が集まる集会に至るまで悉く延期や中止の憂き目に合い、人から笑顔が少なくなってしまいました。

日頃のお稽古の成果の発表会として毎年「温習会」が開催されてきましたが、コロナ禍により同じように開催される事ができませんでした。

今年の12月4日(日)、その日のお天気と同じく晴れてようやく温習会を開催する事が出来ました。武花会(民謡を唄う会)と竜浩会(三味線を弾く会)の面々がそれぞれの思いを胸に会場に集まりました。

コロナ禍がいかに人の喜びを抑圧していたかは、この温習会のためにアメリア在住のメンバーが米国カリフォルニア州・ロスアンゼルスとオレゴン州・ポートランドから参加しに来日した事でも分かるというものです。

12時30分開演。幕開けは竜浩会による「津軽じょんがら節(旧節)」でお賑やかなオープニング!

民謡を唄われる方々は自分が好きな曲や得意な曲を次々と披露され、客席のメンバーも一緒に一つになって演奏を楽しんでいました。

「秋田おばこ節」
「秋田もとすり唄」
「秋田節」

唄のご披露が続く合間に5人の津軽三味線奏者による曲弾きバトルが演奏され、舞台の雰囲気が一転しました。米国オレゴン州・ポートランド在住の小山竜浩師匠のお弟子さんの小山浩鳥さんが作曲した「宇宙の鳥」という曲をそれぞれの奏者が各自で作曲したじょんがら節に挟んで演奏するというユニークな曲弾きに客席は大喜びで拍手を送っていました。

再び民謡の唄声が響きます。

「秋田船方節」
「茶切節」
「本荘追分」

プログラムでは唄と唄の間に竜浩会による三味線合奏が演奏されましたが、唄も三味線合奏もブログ紙面の制限のために全部を詳細にご紹介することができないことを予めお詫び申し上げます事をご了承下さい。

という事で、竜浩会の三味線合奏はそれぞれの場面を集約して一挙にご紹介致します。曲目は「二上がりメドレー」、曲弾き六段」、「あどはだり」、「民謡メドレー」、「津軽じょんがら節・その3・七段」が演奏されました。

唄も最終コーナーとなりました。

「津軽アイヤ節(半音)」
「津軽アイヤ節」
「津軽三下がり」

竜浩会の名取以上の奏者による師範曲「藍の段」が、津軽三味線ならではの哀調を帯びながらも力強く奏でられました。

さて、いよいよフィナーレを迎えてしまいました。ここでサプライズ!

先日、前回のブログでご紹介した民謡Grooveによるライブでドラムを演奏されたかたぎり聡先生がゲストとしてお出で下さり、客先から温習会を楽しんでいらっしゃいましたが、ここで竜浩師匠がフィナーレ曲の太鼓の演奏を依頼という無茶振りをするという場面になりました。

かたぎり先生は、過去に和太鼓を演奏されたことはなく、勿論、和太鼓の撥を握られた経験もありませんでしたが、快くステージに上がって下さいました。

竜浩師匠と小山浩秀準総師範の三味線で千草先生が唄う「津軽ばやし」を見事な太鼓捌きで華やかに、賑やかに唄い締めされました。客席の皆様は今までに見たことも、聴いたこともないドラマー演奏の和太鼓によるフィナーレ曲に大満足の拍手でこの度の温習会はお開きとなりました。

かたぎり先生の心温かなご参加に感謝を申し上げます。

また、前回の民謡Grooveに引き続き、この度も華やかで色気のある艶やかな篠笛と心に染みわたる尺八の演奏をして下さいました三枝寿童先生に御礼を申し上げます。

温習会に参加された一同各位が一つとなったこの度の温習会が次の回に引き継がれるべく、次の会でお会いしましょう!!!

Jazz Clubで民謡初ライブ!

「民謡」と言えば、日本の伝統芸能の一つとして挙げられますが、そのイメージとするところはどんなことでしょうか? 十人十色の意見のあるなか、和の心を伝える唄という点では共通することでありましょう。しかし、伝統という言葉から時代を遡ったという印象を持たれるのは否めないと思います。

昨日(11月25日・金)、横浜の中心地に位置するジャズの演奏を楽しめるKing’s Barというクラブで、津軽三味線と尺八・篠笛と和太鼓のところをジャズドラムで民謡を唄うという初めての試みが行われました。演奏者も初めての試みで、お客様も勿論初めて目にし耳にするワクワクのライブとなりました。

さて、その成り行き次第はいかに?

順を追って、お伝え致します。

まず、king’s Barの雰囲気をご紹介致します。ビル地階の入り口です。いかにもジャズのライブが行われるクラブと言う雰囲気ですね。

店内の様子です。

今回のライブはジャズドラマーのかたぎり聡先生がリーダーとなり、ジャズドラムという洋楽器で日本の伝統芸能である民謡を表現したいという兼ねてよりのご要望を武花流二代目会主・JVCビクターエンターテインメント専属民謡歌手の武花千草先生がお受けして実現したもので、津軽三味線と尺八・篠笛が構成メンバーに加わり開催されました。

第一部の開演にあたり、満席のお客様をお迎えして、かたぎり先生からその趣旨が述べられ、本日の演奏メンバーが紹介されました。津軽三味線は小山流総師範・小山竜浩師匠、尺八・篠笛は三枝寿童先生、お囃子は梶原麻梨乃さんと梶原実乃梨さん姉妹。

日本全国の民謡は北から南まで知られている唄や今では埋もれてしまっている唄も含めても諸説あって数が特定できないほど多く存在しています。また、各都道府県にある唄にはその土地の生活や習慣に触れた唄だけに地方色が現れる独自の唄が存在します。

ライブ第一回目の試みとして、西から始まり東に向けての民謡の旅という趣向で第1部と第2部に分けて行われ、まずは九州の民謡「牛深ハイヤ節」からスタート致しました。千草先生から牛深ハイヤ節についての解説があり、北前船に乗って唄と共に北上し、船が止まる港の地に唄も止まり、その地で新たにその地に合った唄へと変化し、曲名が変わり、その唄がやがて北前船に乗せられて別の地へと流れて行くというイントロ解説がライブへの誘いとなりました。

同じく九州は熊本の民謡「おてもやん」、四国に渡り「よさこい節」、島根県は「しげさ節」、東に入り神奈川県では「ダンチョネ節」、「いかとり唄」、「群馬県・栃木県の「八木節」などなど・・・

尺八と篠笛が三味線とドラムに寄り添って、時として哀調を、時として気分を盛り上げる高調子に、そしてほんのり艶っぽく、心憎い笛の七変化の音色にお客様はうっとりと・・・

第一部が終わり、インターミッションの間も満席のお客様の上気した淀みが覚めることなく第二部の幕開きを心待ちにしている空気が漂っていました。

第二部の唄の旅は東北地方に移り、宮城県「宮城長持唄」ではジャズを歌う会の方が、亡き父が娘のために唄った事を思い出し落涙するというシーンもありました。また、ジャズで言うところのインストと言われる楽器のみの演奏では、津軽三味線の「秋田荷方節」をドラムと共に斬新なメロディーとしてお客様を魅了致しました。

東北地方に到着してから最後の曲までにはあっという間の時間でした。ここでこのライブのためにアメリカ・オレゴン州・ポートランドから来日された竜浩師匠のお弟子さんの小山浩鳥さんが紹介され、ご挨拶の後でフィナーレ曲の「津軽囃子」の演奏に加わりました。

普通は民謡のフィナーレはそこで終演ですが、ジャズのお客様が大勢いらした事もあり、「アンコール」の掛け声と手拍子・拍手の嵐が巻き起こり、お目出度い「俵積み唄」をお客様の手拍子と共にお賑やかに締めとなったのはまさしく民謡風でした。

万雷の拍手の中、出演者の皆様のご紹介があり・・・

出演者一同の集合写真をパチリ!

一緒に写りましょうか・・・

それでは揃って・・・

左から三枝寿童先生、小山竜浩師匠、武花千草先生、かたぎ聡先生

お客様は終演後もすぐにお帰りになろうとせず、ミュージシャンの方たちと語らう方も多く、それぞれご自分の感想やご意見を述べられていらっしゃいましたが、異口同音に今までに思い感じていた民謡とは別物の様に良い意味で斬新にすっと心に入り込んできた心地よい音楽として受け止められていたようです。

また、多くの皆さんから「次はいつですか」のご質問を浴びせられ嬉しい困惑顔のミュージシャンの笑顔も爽やかでした。

この度のライブは新しい民謡の夜明けの様であり、ドラムと言う洋楽器の和の音が融合して「和音」となったひと時だったと思います。

また、いずれ近い将来第二弾をお届けできる事を楽しみに致しております。

おまけは、ちょっと打ち上げで一杯のところをパチリ!

総踊り曲「どんとこいブギ!」

民謡武花流二代目会主であり、JVCケンウッド・ビクター・エンターテインメント専属民謡歌手の武花千草先生が令和5年度の総踊り曲「どんとこいブギ!」の録音をしてまいりました。

コロナ感染症が日本に広がる以前は、毎年のように総踊り曲が発表され、夏祭りの盆踊りなど人が集まる場所で、人の輪が総踊りの曲に乗せて和になって賑やかに楽しまれていたものですが、コロナ禍の影響で人々は分散を余儀なくされ、一人一人を結ぶ総踊り曲の発表も控えざるを得ない状況になりました。

ようやく待ちに待って3年ぶりに総踊り曲の発表となり、心を躍らせて会場に向かいましたが、レコーディング会場のVictor青山スタジオまでには懐かしい風景が次々と飛び込んできて、レコーディング前の心地よい緊張感の清涼剤でした。

Japan Sport Olympic Square
日本スポーツ協会(JSPO)と日本オリンピック委員会(JOC)が東京都新宿区霞ヶ丘町に新設した新本部ビルです。
国立競技場

そしてVictor青山スタジオに到着。

レコーディング・スタジオに入ります。

これからレコーディングです!

令和5年総踊り曲「どんとこいブギ!」はコロナで塞がれた人の心を明るく楽しくして頂くために発表される元気がでる曲ですので、この曲に日本舞踊・新舞踊協会の須藤房静先生の振り付けを頂き、全国の舞踊家の方々や各地の盆踊り・イベントでどんどん踊って頂きます!!!

作曲/編曲:松井タツオ 作詞:伊藤美和

今年の年末にVictorエンターテインメントより発売予定で販売は日本伝統文化振興財団です。

 

「どんとこいブギ!」録音後の民謡歌手3人は左から「おもだか秋子さん」、「藤 みち子」さん、「武花千草先生」

さあ! 楽しくノリノリで録音終了しました! 元気が出ました!

どんとこい!

 

 

令和4年度 郷土民謡民舞全国大会

近年はコロナ禍の影響を受けて、様々な催し物が中止や長期延期を余儀なくされたために、今までごく当たり前の様に思えた外出や芸術鑑賞など人が集まる場所での心の休養や娯楽が極端に制限されたために経済効果と共に人々の心もすっかりと冷え切ってしまいました。

しかし、ようやくコロナとの共存の意識も芽生え始めて、全国各地でお祭りなどの催し物があちらこちら少しずつ行われるようになり、本年6月、前回のブログでご紹介の通り、第43回神奈川地区連合大会が開催されました。

そして、郷土民謡民舞全国大会は、実に3年ぶりに、10月21日(金)~23日(日)の3日間にわたり、さいたま市文化センターにて開催されました!

この日を待ちわびた全国都道府県から大勢の参加者を迎えて、会場は熱気に溢れ、会場にお見えの応援の方々の声援を受けて次々とステージが変わり、ご出演の方々の衣装と唄の彩も変わり、華やかな舞台となりました。

武花会から2名がご参加。それぞれ「北海浜節」と「長者の山」を伸びやかな唄声でご披露されました。

3日間の最終日。武花千草先生は「成年部ミニライブ」にご出演されました。 ミニライブには北海道、秋田、岩手、富山など地方の成年部メンバーがご参加され、総勢20名による、実に、賑やかに、華やかに彩り鮮やかに舞台が盛り上がりました。

「本荘追分」と「北海よされ節」をご披露中の武花千草先生。

「俵積み唄

成年部のオリジナル曲「六金ぶらチャグ」を演奏中。この曲は太棹三味線が「津軽じょんがら節」を演奏している中、細棹三味線が「長崎ぶらぶら節~金毘羅ふねふね~チャグチャグ馬っこ」を被せる様に演奏するというとても面白いハーモニーを醸し出す構成の曲で、成年部ならではの演出にお客様は大喜びでした。

フィナーレはお賑やかに「ソーラン節」で締めて、皆さんとハイ! パチリ!

皆さんの笑顔と元気が戻ってきた全国大会でした! 

この笑顔と元気が次の大会でも見られるように、それまでお元気に!

本大会の主催、運営に関わる各位皆々様の多大なるご尽力に深く感謝を申し上げます。

第43回神奈川地区連合大会

6月19日(日)前日のお天気ががらりと変わり、朝から強い日差しの梅雨の晴れ間の始まりとなり、郷土民謡の祭典!第43回神奈川地区連合大会にふさわしい一日になりました。

開会の辞が述べられ、審査員のご紹介の後に最初のプログラムの「二人の絆コンクール」が始まりました。24組計48人による唄コンクールです。

続いて「支部推薦(1)」にプログラムは移り、合奏と唄が演奏されました。

支部推薦(1)に続き、「唄コンクール1部」の始まりです。22組のご参加です。

続く「唄コンクール2部」は18組のご参加です。

舞台は「支部推薦(2)」となり、5組による太鼓踊りや合唱、合奏がご披露されました。

武花会社中による津軽三味線「津軽じょんがら節」の演奏です。

演奏は以下のビデオでお楽しみ下さい。※スマホではビデオ画面右下の「YouTube」をクリックしてご覧下さい。

さて、休憩時間の後は「こころひとつに」のコーナーとなり、細三味線・尺八の合奏と津軽三味線の合奏が演奏されました。

津軽三味線六段の合奏です。

演奏は以下のビデオでお楽しみ下さい。※スマホではビデオ画面右下の「YouTube」をクリックしてご覧下さい。

華やかな津軽三味線合奏に続いて「少年少女」コーナーです。6組ご参加による唄と踊りで若いエネルギーがいっぱい!

可愛らしいお二人さんによる「秋田小原節」の踊り。唄は武花千草先生。伴奏は武花会社中。

続いて、「唄コンクール3部」となり、11組のご参加。更に、「唄コンクール4部」となり、11組のご参加です。

「支部推薦(3)」が続きます。5組ご参加による三味線合奏、唄・踊り、合唱、器楽合奏が演奏されました。

柳仙会社中による「ソーラン節」の唄と踊り。三味線伴奏は武花会社中。

いよいよプログラムは後半戦を迎え、次のコーナーは「民謡百花繚乱」。本日ご参加の民謡歌手全員による民謡花盛りの舞台となりました。

民謡歌手の勢揃い!!!

民謡歌手勢揃いによるまさしく民謡百花繚乱で舞台が華やかに盛り上がったところで、初代名人位受賞の澤田勝秋師匠による「澤田勝秋の世界」のコーナーとなり、魅力あふれる津軽三味線の響きが会場を覆い尽くしました。

いよいよ唄コンクール最後のコーナーの「唄コンクール5部」となり10組のご参加です。

「塩釜甚句」

唄コンクール全5部が終了して審査中。その間は「支部推薦(4)」の5組による津軽三味線合奏、民謡の合唱、唄・踊りがご披露されました

支部推薦(4)に続いて、既に唄コンクール5部の決勝戦に残った参加者によるタイトル戦が始まりました。

タイトル戦が終了すると記録保持者2組による唄がご披露され、次は本大会のハイライトである「ゴールデンショー」の開幕です‼

民謡武花流二代目会主・武花千草先生による張りのある唄声「北海浜節」が会場内に響き渡りました! 三味線伴奏は竜浩師匠。
「高山音頭」唄は武花千草先生。三味線伴奏は武花会社中
ゴールデンショーのトリは民謡武花流家元・武花烈子先生による「秋田港の唄」。乗りの良い軽やかな唄声は締めにふさわしい和んだ会場になりました。

華やかなゴールデンショーの後は入賞者表彰式に移り、1部から5部までの唄コンクール、二人の絆コンクール、タイトル戦の授与式が行われました。

唄コンクール5部の準優勝者の武花麻梨乃さんが喜びの笑みを浮かべながら賞状を手に退場。
おめでとうございます!!!

閉会の辞が述べられ、名残惜しい雰囲気で閉会となりました。長引いたコロナ禍にあり開催できなかった回もある中で、第43回の開催はご出場者は勿論のこと、主催者並びに関係各位におかれましてのご心労はいかばかりか想像するに難くありません。

艱難辛苦を乗り越えての開催は、まさしく日本の心、民謡の心が支えとなって実現されたものでありましょう。

これからも回を重ねて民謡により一層親しみがもたれる社会になることをお祈り申し上げます。

おまけ(楽屋風景)

 

竜浩師匠に声掛けてパシャリ!
着物のたたみ方をお稽古中
袴のたたみ方をお稽古中

第34回 秋田民謡普及協会年次大会

5月28日(土)前日の荒れた風雨の悪天候が一転しての初夏を思わせる好天気に恵まれ、秋田民謡大会が開催されました。通常、毎年が恒例行事でしたが、コロナウイルス感染拡大の影響により過去2年間は自粛により開催が中止されておりました。

主催者や関係各位そしてご出演の皆様もようやく待ちに待った日であったに違いない事が楽屋の雰囲気に漂っており、開演前の人の動きの活気がそれを物語っておりました。

開演ベルが鳴り、大会副実行委員長の開会の言葉に続き、「唄コンクール第1部」が始まり、出演登録者32名により次々と自慢の喉をご披露していきました。出演者が変わるたびに伴奏の三味線、太鼓、尺八などの演奏者も入れ代わり立ち代わりで、お客様には舞台鑑賞の醍醐味の一つになった事でしょう。

秋田船方節
本荘追分

第一部に続き、「支部推薦 1」のコーナーでは(傘寿の部)として長年にわたり民謡と共に歩まれた方たちのご出演は、唄あり、踊りありで民謡ならではの舞台でした。

踊り「剣囃子」(けんばやし)

続く、「山形唄めぐり」は唄と踊りで気持ち軽やかに巡るという趣向を凝らしての演目で、武花会二代目会主の武花千草先生の唄と津軽三味線・小山竜浩師匠と尺八・三枝寿童先生の伴奏で華やかな明るい舞台となりました。その様子を舞台袖からチラ見・・・

さて、舞台は「唄コンクール第2部」に移り、出演登録者34名によって次々と秋田民謡いろいろが唄われました。

長者の山
酒屋仕込み唄

このコーナーにご出演の全員が唄い終わった所で舞台はお昼休みとなりました。通常、舞台は次々と幕替わりで続くものですが、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて楽屋で食事ができないために全体がお昼休みとなりました。

と、という事で予約済みのご近所の中華料理屋さんへと移動。移動中の皆さんの足の軽い事といったら・・・(笑)

お店についてからの皆さんのご様子をご紹介致しますね!

武花流お家元の烈子先生と二代目会主の千草先生の母子ツーショット! お二人ともいい笑顔をしていらっしゃる!!

マスク美女軍団4人組
おじさんの中に紅一点
これぞ美女軍団! 空腹をこらえての笑顔づくりが・・・お疲れ様です!

さて、楽しい食事の談話もひとしきりであっという間に楽屋入りに。帰り道はランチが美味しかったことなど、お店で過ごした時間に後ろ髪が引かれているご様子。

お昼休みの後の最初の舞台は、「支部推薦 2」(わらべの部)で始まりました。可愛らしい子供たちの唄4組と踊り一組が舞台を和らぐ一幕になりました。(写真がなく残念です😢)その後に7組の社中による踊り、合唱が披露されました。

(太鼓)道中踊り

続いて「唄コンクール第3部」が登録者33名によって次々と秋田民謡のオンパレードが続きました。それにしても、日本は民謡の宝庫とは言え秋田の民謡の多さにはびっくり致します。正確な数は分かりませんが、推測ながら、恐らく一番民謡の数が多いのが秋田ではないでしょうか。

秋田馬喰節
秋田船方節
能代舟唄
秋田おはら節

唄コンクール第3部のご出演者全員が唄い切ると秋田民謡普及協会会長であり、民謡武花流家元の武花烈子先生のご登壇。

第33回大会優勝者による総合優勝杯返還の儀式が執り行われ、その後に烈子先生による笑顔のご挨拶がありました。

優勝杯の返還
ご挨拶

会長のご挨拶の後は、「キッズ全員集合!」(民謡好きな子 あ・つ・ま・れ)のコーナーに移りました。いや~! 出てきた! 出てきた!  民謡好きな子供たちの勢揃い!!

こきりこ節

可愛らしい唄声の余韻を残して舞台は、最後のコーナーの「唄コンクール第4部」へと移りました。出演登録者22名による秋田民謡のいろいろな唄声が会場に広がり、体を揺らすお客様、軽く手拍子をする人、など民謡風景が見られました。。

秋田小原節
秋田長持唄
秋田タント節

第4部最後の方の唄声に続き「支部推薦 3」のコーナーへ。3組の唄と2組の三味線演奏と尺八・横笛の演奏が披露されました。

郡上節・川崎・春駒

次のコーナーは秋田民謡の課題曲のコンクールです。参加人数が多数なので前半戦と後半戦に分けられました。前半戦は登録者数33名によって「秋田おばこ節」をワンコーラス唄い切りで審査して頂くという趣向です。

秋田おばこ節

次々と人が変わり、キーも変わり、男性と女性が唄う味の違いなど、それぞれ異なる唄声が同じ唄なのに味わいの異なる唄に聴こえるのが民謡の妙というものでしょうか。

続いて「支部推薦 4」のコーナーへと。3組の唄と2組の合奏が披露されました。

秋田荷方節
津軽じょんがら節

演奏は次の動画でお楽しみください。

竜浩会社中による演奏

続いて課題曲コンクールの後半戦です。登録者31名によって秋田おばこ節が次々と唄い継がれて全員が唄い終わると会場は秋田一色の感じになりました。

舞台袖から演奏者をパチリ

後半戦31名が唄い終わり、全てのコンクールが終了となりましたので次のタイトル戦に移りますが、その前に「支部推薦 5」のコーナーに舞台は変わります。

4組の唄がご披露され、タイトル戦となりました。結果は最後に発表されますので、集計の間は「ゴールデンショー」で会場を秋田色に染めるという趣向です。

そのタイトル通りに燦然と輝きを増す秋田民謡のベテランの唄い手とプロの民謡歌手による唄声が舞台から会場いっぱいに秋田色に染めて行きました。

秋田大黒舞
飴売り唄
秋田草刈唄
秋田追分
祝奉節
秋田馬方節
秋田港の唄

ゴールデンショーの唄声に魅了されている間に集計も終わり、各部門の入賞者の発表があり、今期大会の優勝者が発表されました。

優勝者に優勝杯と賞状が授与されました

にこやかにも厳かな表彰と授与式が執り行われ、閉会の辞が述べられて無事に大会がお開きになりました。

朝の10時に開演され、終演が18:30分頃と長丁場の大会でしたが、2年間の大会自粛という窮屈に縮められた気持ちの解放感が大会への参加者に満ち溢れてましたので、個々の皆さんへの時間的配慮をするとどうしても長丁場になるのは当然のことだと思います。

言い換えれば、日本人の心には民族的なDNAの中に民謡を愛する感覚や感情が無意識に根付いている証ではないかと思います。民謡大好きキッズが増えてきている事、また、コンクールにご参加の今風の若者がこぶしを回して唄っている姿を見ると、実にそう思います。

末筆ながら、長丁場の大勢の参加者に対して真剣に審査をして下さった審査員各位に深く感謝を申し上げますと共に大会の開催及び維持と継続に日々ご苦労を重ねて下さる各位に労いを申し上げますと共に次の大会も宜しくお願い申し上げます。

おぎに‼

 

 

 

 

 

 

第54回武花会民謡まつり

2022年4月30日(土) 前日降り続いた雨がすっかりと上がり、朝からまるで昨日が雨だったと思わせないような晴天に恵まれて「第54回武花会民謡まつり」が開催されました。場所は川崎市立労働会館の「サンピアンかわさき」

一昨年より続いた新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて毎年恒例の催しが延期されてきましたので、この度はお天気同様に晴れやかな開催日となりました。

開会の辞で華やかに開会が宣言され、第一部「ぶらり民謡(うた)の旅」が始まりました。竜浩会社中による「津軽じょんがら節六段」が開会の始まりを飾るにふさわしい音色で会場に響き渡りました。

津軽じょんがら節六段

続いて武花会会員による「武花音頭」の合唱でお賑やかに盛り上がり、その後に引き続き、それぞれがお得意の喉をご披露されました。

合唱「武花音頭」
ソーラン節
南部じょんがら節
天竜下れば

会員の皆さんの歌のご披露に続き、民謡武花流家元の武花烈子先生のオリジナル民謡の「おばこ盆唄」を武花会会員の皆さんが合唱披露されました。

合唱「おばこ盆唄」

続いて竜浩会社中による「二上がりメドレー」が演奏され、次のステージへの橋渡し役の響きとなりました。

津軽じょんがら節

輝きの瞬間(とき)のコーナーで新名取3名が紹介され、それぞれの唄の披露がされました。

式典に続いて民謡武花流二代目会主の武花千草先生による総踊り曲「令和のおどり」がお賑やかにご披露されました。その後も多くの会派の方々の唄と踊りが次々とご披露され、あっという間に最後のコーナーの第七部「春の風ハイライト」となりました。

お家元の武花烈子先生と二代目会主の武花千草先生による民謡メドレーがご披露されましたが、会場にお出での皆様の中でご存じの唄がありましたらご一緒に口ぐさんで下さいの呼びかけに応えて、多くの方が参加して下さいました。

民謡メドレー(九州炭坑節、東京音頭、花笠音頭、斉太郎節、相馬盆唄、北海盆唄)

続いて清野明子先生による「箱根馬子唄」と「本荘追分」がご披露されました。

本荘追分

武花千草先生は「三崎節」と「津軽三下がり」をご披露し、朗々と響き渡る唄声が観客の皆様をすっかりと魅了!

三崎節
津軽三下がり

会の締めの歌声はお家元の武花烈子先生による「北海ヤンレサ節」と須藤房静師匠の踊りを添えての「津軽数え唄」が明るく華やかに舞台を締め括り、大きな喝采を浴びました。

北海ヤンレサ節
津軽数え唄

いよいよフィナーレです! お客様とご一緒に全員参加による「花笠音頭」がお手拍子に乗って会場内に響き渡り、舞台の盛り上がりにふさわしいひと時でした!

フィナーレ「花笠音頭」

閉会の辞が述べられ「武花会民謡まつり」は無事滞りなくお開きとなりました。

この度の開催にあたり、関連各位の皆々様には多大なるご支援ご協力を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。

これからの世の中は、世界的なコロナウイルス感染拡大やはたまたロシア・ウクライナ紛争などの様に、今まで全く予想のつかない事態が起こるであろう事は避けがたい現実と思います。

それだけに皆様におかれましてはお健やかにそしてお幸せな時間をお過ごしになれますことを心よりお祈り申し上げる次第です。

武花会が皆様の生活の中のその様な時の刻みの一助になる事ができればと願いつつ、より一層の精進に努めてまいります。

今後とも引き続き武花会を宜しくご支援賜りますよう、心よりお願いを申し上げます!

第42回日本郷土民謡協会 神奈川地区連合大会

コロナ禍の影響を受けて日本の伝統文化を伝える催し物を始めとして、ありとあらゆる定例化されたイベントなども次々と中止や延期に追いやられ、関係各位の失望感は想像をするに難くありませんでした。

11月3日(水・祝)コロナの状況が好転した時期を機会に慎重ながらも第42回日本郷土民謡協会・神奈川地区連合大会が保土ヶ谷公会堂にて開催されました。例年と異なるのは舞台の上でのマスク姿と言えるでしょう。

それでも舞台に立つ皆さんはコロナを吹き飛ばす勢いで元気な歌声を響かせていました。

まず、開会の辞と審査員のご紹介の後「二人の絆コンクール」からスタートしましたが、武花会からご主演の皆さんには小山竜浩社中の三味線が伴奏致しました。


「秋田おばこ節」と「本荘追分」
「秋田おばこ節」
「茶切節」
「ひでこ節」
「秋田小原節」

続いて「支部推薦(1)」のコーナーでは、竜浩会社中による津軽三味線合奏「藍の段」が演奏され、三味線の哀調のこもった美しいメロディーが会場を魅了しました。

三味線合奏「藍の段」

「唄コンクール1部」の武花会の皆さんです。

「南部牛追唄」
「正調外山節」
「新庄節」
「津軽あいや節」

引き続き「支部推薦」(2)では三味線合奏と唄・踊りが披露され、次に式典に移りました。

式典ご参列の関係各位
一般財団法人日本郷土民謡協会・相談役 武花栄風先生と神奈川地区連合会・相談役 武花烈子家元が並んでご参列。

武花栄風先生よりご挨拶並びにご祝辞が述べられました。

昼食の後は津軽三味線の大合奏によって後半の幕開けとなりました。

小山竜浩社中と澤田勝成社中による合奏
小山竜浩社中

続いて少年少女による民舞が披露されました。子供たちの健気に踊る姿は穏やかなほほ笑みを与えてくれます。

可愛らしい踊りの後は「唄コンクール2部」の始まり。

「長者の山」
「磯原節」
「北海浜節」

出演者熱演の後は「支部推薦(3)」となり、唄、器楽合奏、踊りが次々とご披露され、成年部プレゼンツ「民謡百花繚乱」へと続きました。

小山竜浩師匠と澤田勝成師匠の伴奏による武花千草先生の唄は、「秋田おばこ」と「ちゃっきり節」

素晴らしい演奏と歌声の華が会場内に咲いて和やかとなり、続いて竹嶺会会主 木津竹嶺様による「我が人生気が付けば民謡 笑うばかり」とのテーマで「安来節」が語りを挟んで披露されました。大きな声で元気に歌われて会場を沸かせておりました。

そして、澤田勝秋師匠による「澤田勝秋の世界」のコーナーと移り、軽妙洒脱な語り口で笑いを誘い、幽玄の世界に引き込む演奏で会場を魅了しました。

その後は「唄コンクール3部」と「唄コンクール4部」と続き、支部推薦(4)となり、梶原麻梨乃さんによる「秋田タント節」が披露されました。

梶原麻梨乃さんによる「秋田タント節」

いよいよ終盤戦となり、多くの参加者によるタイトル戦が繰り広げられ、その後に記録保持者の歌が披露されました。

そして、大会の締めを飾る「ゴールデンショー」となりました。最初は武花千草先生による「本荘追分」が披露されましたが、唄い終わりと共に「うまいなー」の声、続いて大きな声で「日本一だ~‼」と声が掛かりました!

武花千草先生による「本荘追分」
                       日本一だ~❣

トリは、武花烈子お家元による「秋田港の唄」がご披露され、賑やかしく唄い納められました。

武花烈子お家元による「秋田港の唄」

ハイライトが終了して、その後は入賞者表彰式に移り、閉会の辞が述べられて大会が終了致しました。

コロナ状況の見極めがつかない状態において、例年通りの準備段取りが整わない中にあってこの度のプログラムを滞りなく終了するに至るまでの大会準備委員会各位のご努力に敬服するとともに賞賛致します。

今後のコロナの成り行きの展望については全く未知数のものでありますが、しかし、日本の伝統文化継続の灯り消すことなく引き続き大会も開催されますことを心よりお祈り申し上げますと共に武花会・竜浩会も同様に続けて参りたいと思います。

皆様のご声援に感謝申し上げます!!!

 

 

 

お知らせ

毎年恒例の川崎労働会館にて開催される「武花会民謡まつり」は4月26日(日)を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、7月23日(木)(海の日の休日)に変更致しましたが、しかし、状況はいまだ慎重を期さなければならない状態のため、誠に残念ながら本年は中止とし、来年、改めて開催させて頂くことになりました。皆様には誠に申し訳ございませんが、悪しからずご了承くださいませ。