5月19日(日)サンピアンかわさき(川崎市立労働会館)にて令和元年の武花会「民謡まつり」が開催されました。当日は晴れ。初夏の気候は暖かさを越えた過ごしやすい日となりました。
ご来駕された各界からのお歴々の方々から式次第に従いご祝辞を賜り、続いて、竜浩会社中による津軽三味線「津軽じょんがら節六段」の合奏で第一部「ぶらり民謡(うた)の旅」の幕開きとなりました。

「津軽じょんがら節(六段)の後は「武花音頭」が演奏され、各地区の武花会民謡カルチャーからご参加の大勢の生徒さんによる合唱がご披露されました。
「酒屋唄」
まず、ブログをご覧の皆様にご了承を頂きたいことがありますが、それはご参加された全ての方を漏れなくご紹介致したいのは山々ですが、編集上の都合もあり、一部の方しかご紹介できないところが多々あることを予めご了承下さい。
数々の唄がご披露され、竜浩会社中による「津軽じょんがら節・新節」の合奏が演奏されました。動画でお楽しみ下さい。
その後も次々と自慢の唄声が会場に流れ、メドレー曲の合唱とオリジナル民謡の合唱もご披露されました。第一部の締めは竜浩会社中による津軽三味線合奏「本調子メドレー」が演奏され、第二部「応援出演①」のコーナーに移りました。「小原会」、「杉淵会」、「和音会」、「ばくろう会」からご参加の皆さんがそれぞれ得意の民謡を唄われ、華やかなコーナーとなりました。そして、第二部の締め括りは竜浩会社中による津軽三味線合奏「津軽メドレー」により第三部「♪チョットひと息」のコーナーへとバトンタッチ。
大島五丁目カラオケ教室の皆さんによる合唱「きずな橋」が響き渡り、続いて学院カラオケ教室の皆さんによる「よされ三味線」の合唱が歌の響きを引き継ぎました。 「よされ三味線」は、神奈川県出身演歌歌手の小桜舞子さんのヒット曲であり、カラオケのお店で歌われる人気歌でもありますが、舞子さんは小山竜浩師匠のお弟子さんでもあります。昨年の10月20日「湘南台文化センター」にて小桜舞子コンサートが催された時には、竜浩会社中と共に津軽三味線の演奏と唄がご披露され、会場から大きな拍手が送られました。

武花千草先生による「仙台さのさ」は、花柳暿三素娥師匠による踊りの華が添えられしっとりと・・・。
第三部に続いて式典に移りました。武花紫緒希先生の司会進行により武花烈子お家元様と千草先生のご挨拶がありました。
式典の後は第四部「輝く未来」のコーナーでトップバッターは武花実乃梨さんの「秋田船方節」がご披露されました。

後に続いてお姉さまの武花麻梨乃さんによる「秋田タント節」がご披露され、若さ溢れる唄声はまさしく輝く未来を象徴するものでした。その後はお二人のお母様でもあり、民謡と太鼓の師匠でもある武花千草先生による「塩釜甚句」と「津軽三下がり」の唄声が朗々と会場の隅々響き渡り、それぞれに踊りのお師匠さんの舞の彩が添えられました。
「塩釜甚句」 踊り 浜崎麻衣師匠
「津軽三下がり」 踊り 須藤房静社中
そして、令和元年度総踊り曲 『踊りの輪』がご披露されました。
「踊りの輪」 踊り 須藤房静社中
唄と踊りに続き、竜浩会社中による津軽三味線合奏「緋の段」が演奏され、第五部への橋渡しとなりました。
「緋の段」
第五部「応援出演②」には、「ばくろう会」、「ミカド会」、「白戸会」、「杉淵会」、から多くの皆さんが得意の唄をご披露されました。
第六部「花の舞台」のトップを飾るのは武花栄竜先生による「長者の山」の唄声でした。その後に続いてのど自慢がご披露されました。
「長者の山」
「宇和島さんさ」
いよいよ舞台も佳境に入り、第七部「春の風ハイライト」が藤本錦秀さんによる司会進行で幕開きとなり、ゲスト出演のゴールデンショーが始まりました。
トップは武花千草先生による「津軽あいや節」が、竜浩会社中の津軽三味線によって会場に放たれ、朗々の歌声は圧巻でした。その後に次々と民謡の師匠方の唄がご披露されました。
武花千草先生 「津軽あいや節」
杉淵 薫師匠 「十勝馬唄」と「能登麦屋節」
白戸久雄師匠 「津軽じょんがら節」 「津軽三下がり」 踊り 江口和子師匠
武花千草先生 「いかとり唄」 「ダンチョネ節」 胡弓 加賀山 紋師匠
武花千草先生 「秋田飴売り唄」
武花烈子お家元 「北海三下がり」
武花烈子お家元 「喜代節」 踊り 浜崎麻衣師匠
武花烈子お家元 「津軽数え唄」 踊り 須藤静房師匠
豪華なゴールデンショーが華々しく始まり、そして烈子先生の津軽数え唄で唄い納められたら「お客様とご一緒に」のフィナーレを迎えることになりました。
「花笠音頭」
舞台と客席が一緒になって唄われた花笠音頭は、賑やかな中にも武花会のお開きを告げる唄でもあるので一抹の寂しさも漂う舞台でした。
来年お会いする約束を意味する手が舞台からお客様に向けて大きく振られると、会場からそれに応える拍手が鳴り続けるなか、大会実行委員長の武花紫緒希先生から閉会の辞が述べられ、令和元年の武花会は無事にお開きになりました。
また、来年お目に掛かりましょう!