9月29日(土)と30日(日)、神奈川県横須賀市文化会館(大ホール)にて二代目宗家須藤房静師匠による房静流民舞の発表会が行なわれました。二日目の30日(日)、武花千草先生が唄を、そして小山竜浩師匠が三味線伴奏としてお二人揃って「歌と踊りの競演」コーナーにて特別出演の舞台に立たれました。
このコーナーの最初の曲は「新タント節」でした。
踊り手の舞いが華を添えて・・・
続いて「南部俵積み唄」が竜浩師匠の三味線から奏でられると、房静師匠と社中の方が舞台中央に舞い出て、明るくも目出度い雰囲気で華やかに。
そして、子供たちも踊りに加わった「花笠音頭」はお賑やかに・・・。
続く「帆柱起し音頭」も子供たちが中心の踊りで、特に中央の小さな女の子に会場の頬は大きく緩んでいました。
ここで武花千草先生の登場です。「会津磐梯山」の唄声が高らかに、伸びやかに響いて踊り手の舞いも乗って軽やかに。そして、このコーナーのトリは、武花千草先生の津軽小原節がご披露されましたが、途中、お里と盲目の沢市の物語で有名な壷坂霊験記の物語を浪曲の語りで織り込み、房静師匠が舞うという大仕掛けの趣向の大作でした。
幕が下りると武花千草先生に花束が贈呈されました。
そしてご挨拶を述べられてこのコーナーは幕となりました。
これからも房静流民舞研究会の益々のご発展を御祈念申し上げます。