10月20日(土) 「小桜舞子コンサート」が、神奈川県藤沢市の湘南台文化センターで行なわれました。演歌歌手の小桜舞子さんは、子供の頃に演歌より先に民謡を唄って歌手になる素地を作り上げたようです。やがて、1992年NHK勝ち抜き歌謡選手権で優勝、翌1993年同グランドチャンピオンに輝き、更に、1994年NHKのど自慢大会(神奈川)で優勝、1995年NHKのど自慢グランドチャンピオン大会に出場、と、続く記録から今に至る道筋が培われたのでしょう。
そして、津軽三味線を小山竜浩師匠に師事して芸域の幅が広がると共にファン層も次第に厚みが増し、会場はいつもファンの熱気で溢れ、送られる声援の中には絶叫が聞かれるほどに熱いのです。
さて、今日のコンサートは二部構成でした。竜浩師匠率いる竜浩会は、二部の最初の津軽三味線組曲コーナーに参加させて頂きました。「よされ三味線」と「母娘じょんがら」です。
まずは、リハーサルの様子からご紹介致しましょう。
そして、本番さながらの最終リハーサル。
そして、本番となり、幕開き前に竜浩師匠の声と共にじょんがら節が一声に響き渡り、やがて幕が開いて三味線はじょんがら節から「りんご節」に替わり、舞子さんが「りんご節」を唄い始めると会場からの声援! 舞い落ちる雪を受けながらの舞台背景は、まさしく津軽三味線組曲にふさわしい景色でした。唄い終わると舞子さんは三味線を構えて続くじょんがら節を合奏しました。
じょんがら節を弾き終えると「よされ三味線」の前奏が始まり、舞子さんの綺麗で魅力溢れる歌声がお客様に向けて送られると大きな声援となって返ってくるという盛り上がり様でした。
ここで舞子さんから竜浩会の紹介をして頂きました。
竜浩師匠に何やらの問いかけを・・・。軽妙洒脱な短いやりとりは会場の雰囲気が一層和らぎました。
続く「母娘じょんがら」も津軽三味線のじょんがら節に導かれながら歌う舞子さんの魅力ある歌声に会場の方々から熱い声援が送られていました。
そして、津軽三味線組曲コーナーのフィナーレを迎えます。
コンサートは次のコーナーに移ります。
司会者の東 玉助師匠との洒落たやり取りも人気の一つです。
その後に数々のヒットパレードがご披露され、惜しまれながらの歌い納めの幕となりました。
津軽三味線組曲コーナー終了時の記念写真です。
華やかで楽しい舞台の一日でした。小桜舞子さんのこれからのご活躍を竜浩会一同心よりお祈り申し上げます。また、ご一緒する日を楽しみにしています。