ポートランド演奏旅日記(初日編)

竜浩師匠、千草先生そして娘さんの麻梨乃さんがアメリカのオレゴン州(カリフォルニアの北隣の州)のポートランド市に演奏公演に行かれ、いずれのステージも大好評を頂き、大成功をおさめてまいりました。

アメリカと日本では時差がありますので、ここでは現地時間に統一してご紹介致しますが、9月8日(日)~14日(土)の出来事を毎日の旅日記として盛沢山にご紹介致したいと思います。

始めに、太平洋を挟んでの公演企画とその運営並びに実現に至るまでには、実に多くの方々の並々ならぬ誠意・善意とご協力がなければ決して成されるものではなく、また、それぞれの方々が費やされた経済的・精神的・肉体的な時間と労力に感謝の意を表して、できるだけ詳細にご紹介致したいと思います。

まず、この度のポートランド演奏が実現した背景をざっとご紹介致しますと、現在、ポートランド市でNPO法人の和太鼓演奏集団「太鼓八」(たこはち)を主宰している鳥丸(とりまる)ゆみさんは、竜浩師匠からインターネットによる津軽三味線のスカイプ・レッスンを受けており、今年の春に名取になりました。名取名「小山浩鳥」(おやま ことり)

ゆみさんは、憧れの竜浩師匠からのレッスンを受けた時から、もし、名取になれた暁にはいずれの機会に是非ともポートランドにて一緒に演奏をして頂きたいとの強い希望を持っていましたが、その強い希望が、太鼓演奏集団を主宰し、篠笛も演奏するほどに恵まれた才能を刺激してか、僅か2年で名取になる事ができました。

待ちに待った機会到来と早速活動を開始する事となりましたが、長年の親友であり、同時期に千草先生からスカイプ・レッスンにて民謡を習っている香月(こうげつ)さんの協力も得て、ここでは詳細を割愛するも準備・段取り怠りなく実現の運びとなった次第です。

以上ですが、ここからが旅日記の始まりです。

9月8日(日)ポートランド空港にて師匠御一行様に一年ぶりの再会は嬉しさがひとしおでした。普段はスカイプでお目に掛ってはおりますが、実際にお会いするのは別物ですね。ちなみにポートランドから日本に行く場合には武花会・竜浩会の本部でレッスンを受けていますが、その時以来の1年ぶりでした。

長旅の疲れもどこえやら、午後には早速のリハーサル。まずは、太鼓八と初お目見えの合同練習を行いました。

三味線セット中の師匠。

三味線による演奏と千草先生の声出し練習でリハーサル開始。

そこに太鼓八メンバーが加わり、合同のリハーサルが行われました。

その後は、ポートランドで着物文化を広める活動を行っているたか子さん達と週末イベントの中のコーナー「着物クラブ」でのコラボの打ち合わせとリハーサルを行いました。

やれやれ・・・。初日のリハーサルを終えてお楽しみの時間をビールレストランでほっと一息。持ち手を三味線や撥からビールグラスに変えると疲れがいっぺんに吹っ飛びますね!

さ~て、初日はここまで・・・。この話は「2日目」に続きます。

萩原かつえ民謡ショー

9月29日(日)神奈川県横須賀市「はまゆう会館」にて「秀和会45周年記念公演」として萩原かつえ民謡ショーが開催されました。竜浩師匠は津軽三味線奏者として参加され、華やかな舞台に力強い音色を響かせて喝采を浴びました。

開会にあたり、ご来賓の方々からご祝辞を頂戴致しました。続いて、萩原かつえ先生によるご挨拶があり、オープニングは竜浩師匠の「秋田大黒舞」がお賑やかに奏でられて幕開きとなりました。

萩原かつえ先生とお嬢様の濱岡秀友さんの唄に須藤房静さんの踊りを添えて。

濱岡秀友さんの「津軽あいや節」の唄に柳仙会社中による手踊りが華やかに。

秋田船方節の伴奏が始まり・・・

清野明子さんが唄う。

続いて、「五つ太鼓とちびっこ連」のコーナーは子供たちの舞台に観客から思わず可愛いという声と共にその可愛らしい姿に思わず笑いがあちこちに・・・。

ソーラン節の唄に4歳の子供が大漁旗を曲に合わせて振っていましたが、途中で疲れた様子がとても可愛らしくかったですよ。

小学六年生の板倉史音さんは「淡海節と新相馬節」を弾き語りで唄いましたが、その優れた才能は将来が楽しみです。
清野明子さんの「津軽三下がり」の唄に須藤房静社中の踊り。
舞台が変わり、暗闇から竜浩師匠にスポットライトが当たるや三味線からは「津軽小原節」が会場に響き渡り、萩原かつえ先生の唄声が三味線の音色に乗せられて滔々と広がり、お客様は魅了されておりました。

濱岡秀友さんの「秋田小原節」に柳仙会社中の踊りが添えられました。

ここで15分の休憩があり、二部の舞台が始まりました。

杉淵 薫さんの「麦ヤ節」に柳仙会社中の踊りが華やかに。続いて、杉淵 薫さんの通る唄声で「道南口説」がご披露されました。
須藤房静さんによる「旅情ところどころ」は、北海道から沖縄までのよく知られた唄の数々を踊りに乗せての唄の旅と洒落こんだ趣向にお客様は大喜びでした。

濱岡秀友さんの「本荘追分」は秋田県の名曲として知られています。

萩原かつえ先生が初めて挑戦する唄として「古調あいや節」をご紹介されたましたが、また、伴奏する竜浩師匠の三味線演奏も聴くのは初めてでした。津軽あいや節の曲調のイメージと異なり、どこか佐渡おけさの色合いを残している哀調を帯びた曲でした。
萩原かつえ先生の「黒田節」に須藤房静さんの武士らしい踊りが力強く美しかったです。
萩原かつえ先生のお嬢様が子供の頃の思い出に繋がる唄とのことで「石投げ甚句」がご披露されました。
フィナーレは萩原かつえ先生の「斎太郎節」でお賑やかに唄い納めされました。

秀和会様が今後とも益々ご発展されますことを心よりご祈念申し上げますと共に萩原かつえ先生におかれましては、これからも更にお元気に唄い続けて行かれますことをお祈り申し上げます。