コロナウイルス感染症対策のために封鎖されていた活動期間がようやく解放され、昨年3年振りの武花会に引き続き6月11日(日)第55回 武花会「民謡まつり」が開催されました。今年は今まで会場として使わせて頂いていたサンピアン川崎(労働会館)が改築工事のために鶴見公会堂にての開催となりました。
武花会「民謡まつり」には、いつもながら他の会派からも多くの方々が参加され、それぞれが得意な唄声をご披露して、あたかも全国民謡唄祭りの様な盛り上がりでした。
また、民謡武花流二代目会主の武花千草先生による2023年度総踊り曲「どんとこいブギ!」のお賑やかな唄声には二代目須藤房静師匠の踊りが舞台に華やかさを添えてお客様にお楽しみ頂きました。
津軽三味線「竜浩会」による三味線合奏は民謡まつりの熱気を高める立役者であり、舞台に居並ぶ三味線から奏でる響きに会場は魅了されていました。

令和5年度、武花会から4名の方が新名取になられました。日頃の精進の賜物によるもので、二代目会主・武花千草先生から雅号で呼ばれてのご紹介に喜びの笑顔で応えていたのが印象的でした。

武花会にはオンラインにて唄のお稽古を受けている海外在住者の方もおられますが、その中のお一人がこの度の武花会「民謡まつり」に参加するために米国カリフォルニアから来日されました。新名取になられた方のお一人ですが、愛媛県の民謡「宇和島さんさ」をご披露されました。

その後も色々な唄声と三味線、笛、太鼓の響きで舞台は民謡まつり一色に染まり、そしてフィナーレを迎えました。お客様とご一緒に全員参加による山形県の民謡「花笠音頭」にて目出度くお開きとなりました。

コロナ禍のブランクを感じさせない「民謡まつり」をお陰様にて開催する事ができましたのは、偏に関係者各位のご支援とご協力の賜物と深く感謝を申し上げます。また、ご参加下さいました皆々様にはご一緒に楽しい舞台を作り上げられた事に感謝を申し上げますと共に今後とも宜しくお願いを申し上げます。