響け民の歌声・和の共演 篁会20周年発表会

9月24日(月・祭日) 神奈川県横浜市の鶴見公会堂にて尺八・篠笛奏者の篁(たかむら)竜男先生と民謡歌手の奥様の紺野初美先生による芸歴100年と題した発表会が催されました。プログラムは6部構成で、多くのお弟子さんによる唄・尺八・三味線の演奏で華やかな舞台が展開されました。

第5部の「会主コーナー」では篁先生ご夫妻による共演のコーナーで、まずは、篁 竜男先生による尺八演歌2題が演奏されました。続いて、バックで流される演奏を伴奏として、尺八と篠笛の使い分けによる「そうらん節」、「八木節」、「金比羅船々」、「黒田節」が披露され、拍手喝采を浴びました。

次のコーナーでは、尺八と筝との共演の「田毎の月」(たごとのつき)という曲が演奏されましたが、日本の原風景を見事に表した心に響く美しい旋律は、どこか懐かしい想いを髣髴とさせる素晴らしい曲でした。

続いて、奥様の紺野初美先生のコーナー「民謡・幾星霜」は、「豊後よさら」、「新潟おけさ」、「宮津節」がご披露され会場から惜しみない拍手が送られました。

第6部の「特別出演」コーナーには民謡歌手3名が招かれ、その中の一人が武花千草先生でした。それぞれの唄い手さんは3曲ご披露されましたが、1曲目は大阪復興を祈念して大阪の民謡が、そして後の2曲はそれぞれのお国の唄がご披露されました。

武花千草先生が唄われた大阪の民謡は、「妙国寺節」という非常に珍しい民謡で、恐らく、会場にお見えのお客様も初めて耳にされた民謡と思います。千草先生ご自身もこの日のためにこの曲を勉強してきましたと仰っていましたので、これから後に続く民謡の道を志す人たちのためにも良い曲を発掘されていることが窺われました。

2曲目と3曲目は、ご両親の生まれ故郷の秋田県の民謡の「秋田馬子唄」と「秋田荷方節」がご披露され、声量タップリの聴き応えある唄声が会場一杯に響き渡りました。

篁会が今後も益々ご発展されますことをお祈り申し上げます。