ポートランド演奏旅日記(2日編)

(下に送ると初日編からご覧になれます。)

2日目の9月9日(月)の朝。昨日は到着してからすぐの打ち合わせ確認やリハーサルなどで時差に重なる疲れを感じられたご様子ですが、明後日11日のディナーショーと12日の日本庭園にて行われるステージを控えての午後のリハーサルに備えて、午前中は休養時間をお過ごし頂きました。

ランチはベトナム料理屋さんのフォー(ベトナム風ラーメンですが、麺は米粉でビーフスープが定番。鶏がらスープもあり)を召し上がって頂きました。

ビーフスープと米粉(ビーフン)の麺の組み合わせに異色を感じられご様子でした。

麻梨乃さんは シ・ア・ワ・セ~~~感いっぱいの満面の笑み!

さ~って! 腹ごしらえはできたし、11日と12日のステージのリハーサル気合を入れてやりましょう!

それぞれ場所の異なるステージのために用意された曲目の演奏と演出は、何度も何度も繰り返しのリハーサル。気が付けばすっかりと夕方になりました。

「今日はここまでにして、ちょっとお買い物を致しましょう」 と、2時間ばかりのお買い物はだいぶ気分転換になられたご様子でした。

その後は、千草先生のインターネット・スカイプ民謡レッスンの生徒さんのセッカーソン純子さんと合流してディナーを楽しみながらの打ち合わせを行い、食後は11日のディナーショーの会場となるレストランに下見と段取り再確認のために行きました。ふと時計に目をやればもうすぐ明日に近い時間でした。

もう2日目は終わりです。さ~て、今日は早く寝ますかね。

3日目に続きま~す!

 

ポートランド演奏旅日記(初日編)

竜浩師匠、千草先生そして娘さんの麻梨乃さんがアメリカのオレゴン州(カリフォルニアの北隣の州)のポートランド市に演奏公演に行かれ、いずれのステージも大好評を頂き、大成功をおさめてまいりました。

アメリカと日本では時差がありますので、ここでは現地時間に統一してご紹介致しますが、9月8日(日)~14日(土)の出来事を毎日の旅日記として盛沢山にご紹介致したいと思います。

始めに、太平洋を挟んでの公演企画とその運営並びに実現に至るまでには、実に多くの方々の並々ならぬ誠意・善意とご協力がなければ決して成されるものではなく、また、それぞれの方々が費やされた経済的・精神的・肉体的な時間と労力に感謝の意を表して、できるだけ詳細にご紹介致したいと思います。

まず、この度のポートランド演奏が実現した背景をざっとご紹介致しますと、現在、ポートランド市でNPO法人の和太鼓演奏集団「太鼓八」(たこはち)を主宰している鳥丸(とりまる)ゆみさんは、竜浩師匠からインターネットによる津軽三味線のスカイプ・レッスンを受けており、今年の春に名取になりました。名取名「小山浩鳥」(おやま ことり)

ゆみさんは、憧れの竜浩師匠からのレッスンを受けた時から、もし、名取になれた暁にはいずれの機会に是非ともポートランドにて一緒に演奏をして頂きたいとの強い希望を持っていましたが、その強い希望が、太鼓演奏集団を主宰し、篠笛も演奏するほどに恵まれた才能を刺激してか、僅か2年で名取になる事ができました。

待ちに待った機会到来と早速活動を開始する事となりましたが、長年の親友であり、同時期に千草先生からスカイプ・レッスンにて民謡を習っている香月(こうげつ)さんの協力も得て、ここでは詳細を割愛するも準備・段取り怠りなく実現の運びとなった次第です。

以上ですが、ここからが旅日記の始まりです。

9月8日(日)ポートランド空港にて師匠御一行様に一年ぶりの再会は嬉しさがひとしおでした。普段はスカイプでお目に掛ってはおりますが、実際にお会いするのは別物ですね。ちなみにポートランドから日本に行く場合には武花会・竜浩会の本部でレッスンを受けていますが、その時以来の1年ぶりでした。

長旅の疲れもどこえやら、午後には早速のリハーサル。まずは、太鼓八と初お目見えの合同練習を行いました。

三味線セット中の師匠。

三味線による演奏と千草先生の声出し練習でリハーサル開始。

そこに太鼓八メンバーが加わり、合同のリハーサルが行われました。

その後は、ポートランドで着物文化を広める活動を行っているたか子さん達と週末イベントの中のコーナー「着物クラブ」でのコラボの打ち合わせとリハーサルを行いました。

やれやれ・・・。初日のリハーサルを終えてお楽しみの時間をビールレストランでほっと一息。持ち手を三味線や撥からビールグラスに変えると疲れがいっぺんに吹っ飛びますね!

さ~て、初日はここまで・・・。この話は「2日目」に続きます。

萩原かつえ民謡ショー

9月29日(日)神奈川県横須賀市「はまゆう会館」にて「秀和会45周年記念公演」として萩原かつえ民謡ショーが開催されました。竜浩師匠は津軽三味線奏者として参加され、華やかな舞台に力強い音色を響かせて喝采を浴びました。

開会にあたり、ご来賓の方々からご祝辞を頂戴致しました。続いて、萩原かつえ先生によるご挨拶があり、オープニングは竜浩師匠の「秋田大黒舞」がお賑やかに奏でられて幕開きとなりました。

萩原かつえ先生とお嬢様の濱岡秀友さんの唄に須藤房静さんの踊りを添えて。

濱岡秀友さんの「津軽あいや節」の唄に柳仙会社中による手踊りが華やかに。

秋田船方節の伴奏が始まり・・・

清野明子さんが唄う。

続いて、「五つ太鼓とちびっこ連」のコーナーは子供たちの舞台に観客から思わず可愛いという声と共にその可愛らしい姿に思わず笑いがあちこちに・・・。

ソーラン節の唄に4歳の子供が大漁旗を曲に合わせて振っていましたが、途中で疲れた様子がとても可愛らしくかったですよ。

小学六年生の板倉史音さんは「淡海節と新相馬節」を弾き語りで唄いましたが、その優れた才能は将来が楽しみです。
清野明子さんの「津軽三下がり」の唄に須藤房静社中の踊り。
舞台が変わり、暗闇から竜浩師匠にスポットライトが当たるや三味線からは「津軽小原節」が会場に響き渡り、萩原かつえ先生の唄声が三味線の音色に乗せられて滔々と広がり、お客様は魅了されておりました。

濱岡秀友さんの「秋田小原節」に柳仙会社中の踊りが添えられました。

ここで15分の休憩があり、二部の舞台が始まりました。

杉淵 薫さんの「麦ヤ節」に柳仙会社中の踊りが華やかに。続いて、杉淵 薫さんの通る唄声で「道南口説」がご披露されました。
須藤房静さんによる「旅情ところどころ」は、北海道から沖縄までのよく知られた唄の数々を踊りに乗せての唄の旅と洒落こんだ趣向にお客様は大喜びでした。

濱岡秀友さんの「本荘追分」は秋田県の名曲として知られています。

萩原かつえ先生が初めて挑戦する唄として「古調あいや節」をご紹介されたましたが、また、伴奏する竜浩師匠の三味線演奏も聴くのは初めてでした。津軽あいや節の曲調のイメージと異なり、どこか佐渡おけさの色合いを残している哀調を帯びた曲でした。
萩原かつえ先生の「黒田節」に須藤房静さんの武士らしい踊りが力強く美しかったです。
萩原かつえ先生のお嬢様が子供の頃の思い出に繋がる唄とのことで「石投げ甚句」がご披露されました。
フィナーレは萩原かつえ先生の「斎太郎節」でお賑やかに唄い納めされました。

秀和会様が今後とも益々ご発展されますことを心よりご祈念申し上げますと共に萩原かつえ先生におかれましては、これからも更にお元気に唄い続けて行かれますことをお祈り申し上げます。

武花烈子・千草後援会総会

7月7日(日) 川崎日航ホテルにおいて、毎年恒例の「武花烈子・千草後援会総会」が開催されました。後援会に関する年次報告がなされたあとは、唄に三味線演奏、そしてお楽しみコーナーのクイズと続き、正解者の中からトップ2名には今年も素敵な浴衣がプレゼントされました。

まずは、後援会主宰者の武花烈子先生のご挨拶。

続いて千草先生のご挨拶。

武花栄風先生のご挨拶。

後援会長の岩村様のご挨拶。

これからはお食事タイムのリラックスムード。それぞれのテーブルは和気藹々の笑顔に丸く囲まれていろいろなお話が・・・。

竜浩会のメンバーは師匠と三味線奏者全員が浴衣で参加。やはり、浴衣姿の女性は艶やかですね。
黒一点 花に囲まれて・・・
合間を縫って一人願い事を・・・。「#$@※&が叶いますように・・・」 「これも叶いますように・・・」 「追加であれも叶いますように・・・」 「そうそう、ついでもこっちも叶いますように・・・」 「あとは・・・・」

食後はまず竜浩会メンバーによる「津軽じょんがら節」の演奏。

続いて、烈子先生と千草先生による武花音頭から始まり民謡メドレー(九州炭坑節、東京音頭、花笠音頭、斉太郎節、相馬盆唄、ドンパン節)が演奏されました。

そのあとは、千草先生の「北海よされ節」と「津軽あいや節」が朗々と響き渡り、会場からお手拍子が・・・。

烈子先生は「津軽数え歌」と「北海三下がり」でお客様を魅了!

唄と三味線の演奏を十分に堪能したあとは、お楽しみコーナーの「クイズ」! その間、それぞれのテーブルにはクイズの正解を巡り「あぁでもない、こうでもない」が・・・。

正解者が決まって賞品の授与。

あら! 素敵! お似合いよ!

パーティーの締め括りは、全員参加で「ソーラン節」を明るく唄い納めての納会となりました。美味しいお料理と唄と三味線演奏を堪能して、夏の忘年会のようでした!

秋田民謡年次大会

快晴に恵まれた平成元号最後の4月28日(日)、神奈川県の鶴見公会堂にて秋田民謡普及協会主催による第33回年次大会が催されました。秋田民謡普及協会会長の武花烈子先生からご挨拶があり、式次第に従って開会の辞と審査員ご紹介に続いて大会の幕開きとなりました。

プログラムは盛りだくさんあり、まずは「唄コンクール第一部」から始まりました。登録者数36名の参加で次々と得意の唄が披露されました。その後に「支部推薦その1」の7名の方の唄が、そして「唄コンクール第二部」36名の唄が次々と会場に流れて行きました。

「支部推薦その2」は13曲の曲と踊りが披露されましたが、「わらべの部」の子供達の唄には思わずお客様の頬が緩んでいました。

「唄コンクール第三部」は登録者数34名が参加されました。

秋田民謡普及会長・武花烈子先生よりのご挨拶に引き続き、第32回大会総合優勝者より優勝杯の返還がありました。

「☆キッズ全員集合!(民謡好きな子 あ・つ・ま・れ)のコーナーでは「貝殻節」がご披露され、子供らしさが発揮されて和やかな雰囲気でした。

「唄コンクール第四部」は登録者数35名が参加されました。

「推薦支部その3」では登録者数7名のご参加で唄がご披露されました。

「課題曲コンクール」は、課題曲の「生保内節」を1コーラスだけを唄い競うというもので、登録者数53名が次々と生保内節を歌い継いでいきましたが、それぞれ個性溢れる歌声に趣が感じられました。続く「支部推薦その4」は各会5社中による趣向をこらした演目がご披露されました。

コンクール部門最後の「唄コンクール第五部」登録者数14名の唄がご披露されました。

以上で、コンクール部門は全て終了し、続いての「タイトル戦」は、第32回大会記録保持者と第33回総合優勝者による火花散る唄合戦で盛り上がりました。

その結果は・・・。次の「ゴールデンショー」の後で発表されるとして、10名による自慢の喉がご披露されました。

池上武凜さんによる「秋田荷方節」
岩村忠佳さんによる「秋田草刈唄」
武花千草先生による「秋田船方節」
武花烈子先生による「鹿角お山コ」

華やかなゴールデンショーの宴の後、各タイトル部門別の優勝者・準優勝者、タイトル戦の優勝者、そして総合優勝者の発表があり、その表彰台は喜びに溢れる笑顔で一杯でした。

来年は新元号の元で第34回が開催されますが、今回ご参加のみなさんは気持ちを新たに精進されることでしょう。頑張りましょう! また、関係者各位と演奏者の皆さんは長丁場本当にお疲れ様でした!!

津軽三味線小山会

平成最後の4月14日(日)、浅草公会堂にて第55回小山会特別記念公演が開催されました。快晴の暖かいお日柄に恵まれ、お客様は会場入口前に早くから行列をなして開場を待ちわびておりました。 特別記念公演ということもあり、満席で迎えた公演は大盛況の幕開きとなりました。

第1部のオープニングは総勢200名による「二上がりメドレー」、「緋の段」、「民謡メドレー」で華やかに開幕 その後、民謡歌手の方々による民謡の数々が紹介され、会場の雰囲気も曲に合わせて体を揺らす姿が多く見られました。

黒石八郎さんの漫芸で会場は笑いに包まれて和やかに 。

 白戸久雄さんと知也さんによる親子競演は家族の温かさが伝わりました。

第2部は、師範以上の奏者による 55周年記念民謡55曲メドレーで幕が開き、お客様にはまさに夢のような民謡・民謡また民謡で日本あちこち旅行をして頂きました。

石川喜代美さんによる「秋田荷方節」

小山みつなさんによる「津軽三下がり」

佐々木理恵さんによる「じょんがら口説」

師範以上の奏者による「くじすけ」の合奏中の竜浩師匠

番組はいよいよ後半を迎え、総師範による「津軽じょんがら中節」と「津軽よされ節」の合奏が披露されました。総師範が居並ぶ姿は壮観でした。

小山会青年部の奏者による競演は個性溢れる魅力的な演奏で観客を魅了していました。

最終コーナーは「伊藤多喜雄コーナー」で、最初は「津軽じょんがら節」をご披露。魅力ある通る声で訴えるような唄い方に大きな拍手が送られました。

続いてお得意の「タキオのソーラン節」は、200名の奏者が舞台はもちろんのこと、会場内通路に居並んでの演奏と唄の合の手の「ソーラン、ソーラン」「どっこしょ、どっこいしょ」の大合唱と共に会場は唄の漁場となりました。

竜浩会女性奏者が凛々しく演奏中

フィナーレの合奏は「津軽じょんがら新節」で華やかに弾き納められました。竜浩師匠は長丁場の演奏お疲れ様でした。

司会者による高らかに、そして華やかに、また、来年の小山会でお会いしましょう!

鳥丸ゆみさん審査員特別賞受賞!

小山竜浩師匠の弟子で現在アメリカオレゴン州ポートランド在住の鳥丸ゆみさんは、現地で和太鼓グループ「太鼓八」(たこはち)をhttps://www.takohachi.org/主宰していますが、この度、インターネット篠笛コンテストに参加し、課題曲:江戸囃子(朗童・六本調子・お囃子用)で見事に審査員特別賞を受賞致しました。

12月9日(日)東京青山「月見ル君想フ」にて開催された「篠笛フェスタ2018発表会」において受賞のために来日し、受賞記念に自由曲:宇宙の鳥(そらのとり)の演奏を披露致しました。

竜浩師匠と小山浩音さんの伴奏が、篠笛の麗しい音色を一層華やかに引き立てました。

各受賞者の演奏が終了し、全員による迫力ある演奏と共に各受賞者の改めての紹介があり、フィナーレを飾るにふさわしい笑顔一杯のステージにお客様から大きな拍手が送られました。

小桜舞子コンサート~熱唱! よされ三味線~

10月20日(土) 「小桜舞子コンサート」が、神奈川県藤沢市の湘南台文化センターで行なわれました。演歌歌手の小桜舞子さんは、子供の頃に演歌より先に民謡を唄って歌手になる素地を作り上げたようです。やがて、1992年NHK勝ち抜き歌謡選手権で優勝、翌1993年同グランドチャンピオンに輝き、更に、1994年NHKのど自慢大会(神奈川)で優勝、1995年NHKのど自慢グランドチャンピオン大会に出場、と、続く記録から今に至る道筋が培われたのでしょう。

そして、津軽三味線を小山竜浩師匠に師事して芸域の幅が広がると共にファン層も次第に厚みが増し、会場はいつもファンの熱気で溢れ、送られる声援の中には絶叫が聞かれるほどに熱いのです。

さて、今日のコンサートは二部構成でした。竜浩師匠率いる竜浩会は、二部の最初の津軽三味線組曲コーナーに参加させて頂きました。「よされ三味線」と「母娘じょんがら」です。

まずは、リハーサルの様子からご紹介致しましょう。

そして、本番さながらの最終リハーサル。

そして、本番となり、幕開き前に竜浩師匠の声と共にじょんがら節が一声に響き渡り、やがて幕が開いて三味線はじょんがら節から「りんご節」に替わり、舞子さんが「りんご節」を唄い始めると会場からの声援! 舞い落ちる雪を受けながらの舞台背景は、まさしく津軽三味線組曲にふさわしい景色でした。唄い終わると舞子さんは三味線を構えて続くじょんがら節を合奏しました。

じょんがら節を弾き終えると「よされ三味線」の前奏が始まり、舞子さんの綺麗で魅力溢れる歌声がお客様に向けて送られると大きな声援となって返ってくるという盛り上がり様でした。

ここで舞子さんから竜浩会の紹介をして頂きました。

竜浩師匠に何やらの問いかけを・・・。軽妙洒脱な短いやりとりは会場の雰囲気が一層和らぎました。

続く「母娘じょんがら」も津軽三味線のじょんがら節に導かれながら歌う舞子さんの魅力ある歌声に会場の方々から熱い声援が送られていました。

そして、津軽三味線組曲コーナーのフィナーレを迎えます。

コンサートは次のコーナーに移ります。

司会者の東 玉助師匠との洒落たやり取りも人気の一つです。

その後に数々のヒットパレードがご披露され、惜しまれながらの歌い納めの幕となりました。

津軽三味線組曲コーナー終了時の記念写真です。

華やかで楽しい舞台の一日でした。小桜舞子さんのこれからのご活躍を竜浩会一同心よりお祈り申し上げます。また、ご一緒する日を楽しみにしています。

創流60周年記念 房静流民舞発表会 ~踊りの祭典~

9月29日(土)と30日(日)、神奈川県横須賀市文化会館(大ホール)にて二代目宗家須藤房静師匠による房静流民舞の発表会が行なわれました。二日目の30日(日)、武花千草先生が唄を、そして小山竜浩師匠が三味線伴奏としてお二人揃って「歌と踊りの競演」コーナーにて特別出演の舞台に立たれました。

このコーナーの最初の曲は「新タント節」でした。

踊り手の舞いが華を添えて・・・

続いて「南部俵積み唄」が竜浩師匠の三味線から奏でられると、房静師匠と社中の方が舞台中央に舞い出て、明るくも目出度い雰囲気で華やかに。

そして、子供たちも踊りに加わった「花笠音頭」はお賑やかに・・・。

続く「帆柱起し音頭」も子供たちが中心の踊りで、特に中央の小さな女の子に会場の頬は大きく緩んでいました。

ここで武花千草先生の登場です。「会津磐梯山」の唄声が高らかに、伸びやかに響いて踊り手の舞いも乗って軽やかに。そして、このコーナーのトリは、武花千草先生の津軽小原節がご披露されましたが、途中、お里と盲目の沢市の物語で有名な壷坂霊験記の物語を浪曲の語りで織り込み、房静師匠が舞うという大仕掛けの趣向の大作でした。

幕が下りると武花千草先生に花束が贈呈されました。

そしてご挨拶を述べられてこのコーナーは幕となりました。

これからも房静流民舞研究会の益々のご発展を御祈念申し上げます。

響け民の歌声・和の共演 篁会20周年発表会

9月24日(月・祭日) 神奈川県横浜市の鶴見公会堂にて尺八・篠笛奏者の篁(たかむら)竜男先生と民謡歌手の奥様の紺野初美先生による芸歴100年と題した発表会が催されました。プログラムは6部構成で、多くのお弟子さんによる唄・尺八・三味線の演奏で華やかな舞台が展開されました。

第5部の「会主コーナー」では篁先生ご夫妻による共演のコーナーで、まずは、篁 竜男先生による尺八演歌2題が演奏されました。続いて、バックで流される演奏を伴奏として、尺八と篠笛の使い分けによる「そうらん節」、「八木節」、「金比羅船々」、「黒田節」が披露され、拍手喝采を浴びました。

次のコーナーでは、尺八と筝との共演の「田毎の月」(たごとのつき)という曲が演奏されましたが、日本の原風景を見事に表した心に響く美しい旋律は、どこか懐かしい想いを髣髴とさせる素晴らしい曲でした。

続いて、奥様の紺野初美先生のコーナー「民謡・幾星霜」は、「豊後よさら」、「新潟おけさ」、「宮津節」がご披露され会場から惜しみない拍手が送られました。

第6部の「特別出演」コーナーには民謡歌手3名が招かれ、その中の一人が武花千草先生でした。それぞれの唄い手さんは3曲ご披露されましたが、1曲目は大阪復興を祈念して大阪の民謡が、そして後の2曲はそれぞれのお国の唄がご披露されました。

武花千草先生が唄われた大阪の民謡は、「妙国寺節」という非常に珍しい民謡で、恐らく、会場にお見えのお客様も初めて耳にされた民謡と思います。千草先生ご自身もこの日のためにこの曲を勉強してきましたと仰っていましたので、これから後に続く民謡の道を志す人たちのためにも良い曲を発掘されていることが窺われました。

2曲目と3曲目は、ご両親の生まれ故郷の秋田県の民謡の「秋田馬子唄」と「秋田荷方節」がご披露され、声量タップリの聴き応えある唄声が会場一杯に響き渡りました。

篁会が今後も益々ご発展されますことをお祈り申し上げます。